瀬戸内海を横断するしまなみ海道。
海道を渡り、広島県と愛媛県の県境に位置する「生口島・高根島」では、毎年夏に瀬戸田映画祭を開催しています。第7回目となる今年の映画祭の舞台は、尾道市立瀬戸田中学校です。家族で楽しめる映画から、若手監督のガッツある最新映画まで。会場を増やしながら、島と映画の魅力を伝えていきます。上映のほかに『映画づくりのワークショップ』『瀬戸田の名物や食べられる出店』『音楽ライブ』など、島と映画をより楽しめる内容になっております。島と映画をより楽しめる内容になっております。

 



 

はじまりは2012年の秋、廃校になる小学校の校庭でした。
校庭の裏にある海を背にしてスクリーンを設置し、プロジェクターを海に向ける形で映画を映写しました。すると、海の上に現れた長方形の映画のフレームが私にはぽっかり空いた光る窓のようにみえたのです。生口島(瀬戸田町)で育った私は、風光明媚な瀬戸内海を眺めて育ちました。瀬戸内の風景は、素晴らしいことに間違いはないのですが内海であるという点で、南の島でみるような水平線を眺めることもなく行き場のない風景に物足りなさを感じていたのも事実です。
2012年、海の上に現れた「長方形の光の窓」は水平線に似た「あっち側」を感じました。それは私にとって映画の内容と同等の、もしくはそれ以上の「大きな物語」として迫ってきたのです。
それ以来、瀬戸田の様々な場所で上映を行っています。映画鑑賞には、映画の内容とはまた別の時間が流れています。それは、鑑賞する方それぞれの時間です。瀬戸田映画祭は、その個人的かつ、共有できる時間と体験をなにより大切にしています。皆様のそれぞれの大切な時間を少しだけいただいて特別な瀬戸内・特別な映画体験を一緒に過ごせましたら幸いです。 夏の瀬戸田でお待ちしています。

第7回瀬戸田映画祭代表 瀬戸内STUDIO 川本直人

 

川本 直人 (カワモト ナオト)

1988.09月生まれ。瀬戸内にある生口島、瀬戸田町中野で育つ。瀬戸田高等学校卒業後、多摩美術大学入学。海を撮影したフィルムにシネカリクグラフィーを施し、時間の拒絶を試みた『渦潮』(8mm)が第62回べルリン国際映画祭短編部門に入選。翌年、続編である『渦汐』(16mm)も第63回べルリン国際映画祭短編部門に入選。その後「小津国際短編映画祭」(イタリア)「 Festival Imago」(キューバ)等、各地で招待上映される。

 

 



 

尾道市立瀬戸田中学校|カフェ&バー汐待亭|Rita Kitchen|特定非営利活動法人NICE日本国際ワークキャンプセンター

【後 援】 尾道市 |【主 催】 瀬戸田映画祭実行委員会